ごあいさつ

 こんにちは、じしゅがく.com管理人です。2021年まで通算10年間、教員をしていました。

「教員はやりがいのある仕事だったな。」そう感じることが何度もありました。子どもの成長に携わることは、一般の社会では、なかなか経験のできない貴重な時間だったと、今になってひしひしと感じます。

 これを見ておられる先生で、共感していただける方も多いかと思います。しかし、もっと多くの方が日々思うことを本音で言わせてください。それは仕事量や諸問題が年々増えていっている。ということではないでしょうか。

 私が勤め始めた時は、コンピューターで書類等を管理することはなく、ほとんどが手作業でした。出勤時は、出勤簿に押印する。通知表は全て手書き、もしくはゴム印を押す、というような時代でした。当時から、「あれ?なんでもっと効率よくできないんだろう?」と疑問に思いつつも、言っても仕方のないことだと思って、当初はあまり口に出すことはありませんでした。

 そこでコンピューターが教員の間にも普及し、仕事量が軽減されるかと思いましたが、コンピューターの操作方法の研修、学校のホームページの更新、英語、プログラミング学習、道徳の所見、多様化が尊重される子どもへの個別対応、保護者対応、更に昨年ではコロナ禍による対応に現場は追われ、教員の仕事量は明らかに増えていく一方になりました。

 仕事が増えることを否定するつもりはありません。子どもに貢献できることは、有意義なことでしょう。ただ、それに費やす時間が足りず、オーバーワークになっていると感じざるを得ません。常に緊急事態におわれ、大量のタスクが待ち受ける現場で、ストレスは溜まり、周囲との人間関係も悪くなり、自信や周りを傷つけたり、本来の教員としての希望を見失ったりするようなことを、何度も見たり経験したりしました。

 そして昨年度から子どもに、1人1台のコンピューター端末が配布されました。私はこの現状を見て、「あぁ、また今後、教員の仕事が増え、そこにただでさえ足りない時間を費やさなければならないんだな。」と思いました。

 そこで自分ができることはないかと考え、教員も生徒も喜んでもらえるサイトを作ろうと思いました。早く課題を終えた生徒に授業終了のチャイムがなるまでの小課題、また朝の学習や短時間学習、あるいは四則の基礎を定着するために使ってもらえれば、少なくとも先生のプリントの用意や丸つけの時間が軽減されるかなと思い作成したのが、 じしゅがく.comでした。

 このサイトでは、今はまだ1日の仕事量の微々たる部分でしか貢献はできないかと思いますが、今後は生徒だけではなく、先生方の仕事量が軽減されるようなお役立ちツールや、プログラミング学習の参考になる動画を掲載するなど、有益なサイトに発展させていく予定です。

 少しでも皆さんの仕事量の負担を軽減し、子どものことをもっとゆっくり見ることができ、職員室で良いコミュニケーションを取り、時には時間休をとってリフレッシュできるよう、頑張りたいと思います。またこのサイトがいいね!と思っていただけたら、少しだけ、関わりのある先生に紹介していただければなと思います。

たくさんの先生の、より良い教員生活を願って 2021.4.13 じしゅがく.com 管理人